ユニバ系クロスオーバー物。恐竜ヒロイン視点
粘液をかき回すような音に背筋がゾクゾクして薄目を開けたら舌と舌が絡まっていた。向かいの彼女も目を開けて私の目を見る。私の狼狽なんか気にならないといった趣の顔だった
「っ!」
ぴちゃりと水の音がして、唇を離した後、彼女の舌が降りていく
鎖骨を舐めて、乳房を甘噛みして、その間にも腕はへその周囲を撫でて
「やだあ、ん、くああ」
思考が蕩けていきそうだった。
「ん、あん」
堕ちたくないのに堕とされそうでどうしたらいいか分からない
「もうやだあ、頭おかしくなるよお」
ぐちゃぐちゃな秘所に指を2本差し込まれて、その指をバラバラにかき回されて、男とのセックスでは感じられないであろう悦楽を脳髄に叩き込まれる。灼熱にも近い快楽に焼かれ続ける体。絶頂は近い。もう限界だった
「もうむりなの、もっとつよく、きもちよくしてえ」
凌辱ではない。彼女は彼女なりに同性とのセックスが何なのかを教えたいだけ。それは分かってる。でも心は寝取られを思わせるような堕ち方をしたくないと願うのに、体は正直に快楽の波に溺れていく
「っ、ああ!」
一番敏感な部分を甘噛みされて、失禁したかのように熱が体の外に放出されるような感覚が身を焼いた。潮を吹いていた
「ああ…私…」
「怖い?大丈夫。慣れれば平気になっちゃうから」
香水の甘い香り、今まで彼とした時では考えもつかない感じ方、怖かった。もう男とのセックスでは感じなくなってしまうのではないかという懸念が頭にこびりついて離れない。
ただの淫乱なのか
それとも暗闇に堕ちたのか
まだ彼に縋りつけるのだろうか
両性愛か、同性愛か、とにかく女性に抱かれて感じるという性的指向を打ち明けて彼は私を見捨てないだろうか
ぴちゃり。粘膜が唇に触れる
結局私はなんなんだろう。
唇を舐められたその刹那、そんな思考は霧散して、私は彼女によってもたらされる新しい快楽を受け入れ始めていた
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